電通女性社員自殺に見る、メディアのあり方
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161015-00000506-san-soci
引っ掛かったのは、自殺した女性に対して出された武蔵野大学教授のコメント。
「残業100時間を超えたくらいで過労死するのは情けない」とインターネット上に投稿したそうだ。
実はそのコメントには続きがあって、「会社を良くしようというプロ意識を持て。それでもダメなら転職しろ。そのために自分を高める努力をしろ。」というようなことを書いている。
続きの文だけなら批判されることもなかったかもしれない。
だが、冒頭の一文で炎上した。
当然だ。
この教授は、2つの間違いを犯した。
1つは、自分の言動がどのように思われるか想像できなかったこと。
自分の経験だけをもとに安易に語って良いものなのか、今の時代や今回の状況に適した発言なのか、考えてから発信すべきであった。
それがメディアの人間というものだろう。
もう1つは、目に見えるものにしか反応できなかったこと。
ちょっと想像力を働かせれば、残業時間がゆうに100時間を越えていたであろうことは容易に思いつく。
タイムカードを早めに切って、そこからまたサービス残業をするのだ。
あるいは、休日出勤の時など、タイムカードを最初から切らなかったかもしれない。
過労体質の会社、加えて、自殺するまで追い込まれた状況から、「目に見えない」残業があったと考えるのが自然だ。
それを見抜けず、「目に見える」数字だけしかとらえられないから、批判される。
目に見えないもの、物事の本質をしっかりとらえられなくてはならない。
しかし何より、未来を創り出すであろう優秀な若者の命が失われてしまったことが悔やまれてならない。
東大に現役合格したのも、電通という一流企業に入ったのも、女手一つで自分を育ててくれた母親を楽にしてあげたいためだったという。
亡くなられた方のご冥福をお祈りします。
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